最近の日本の政治や全ての活動が民意民意と言われているが、間違って行われると大衆迎合にもなりかねないとの危惧さえ感じてしまう。
親しい友人達で企画して立ち上げた研究会が１年半近くなってきたので、世話人が集まってこれからのあり方をフリートーキングした。
先ずはメンバーに対して、何をしたいのか、何を求めるのかを聞こうとの意見に終始したが、一段落した段階で、果たしてそうだろうかとの問題提起が出た。
そもそも我々は何がしたくてこの研究会を立ち上げたのだろうか、そのねらいからして、現状はどうだろうか、これからの方向付けはメンバーの声・意向に沿うだけでいいのだろうか。
この論議になってきて、再び活発な意見交換になってきた。
結果は、我々なりにこれからの方向性についての腹案を持って、先ずはメンバー全員からそれぞれの意見を聞くことにまとまり、討議した世話人全員が納得した顔になった。
メンバーの意見を聞く＝民意を聞く、ことは極めて大事なことだが、その集団をリードしていく責任のある人たちに主体的な思いの裏付けがあってこそ、を自覚させられた検討会であった。