会社勤め時代は還付申告くらいしか出かけなかった税務署だが、起業してからは法人税の申告手続きで出かけたり、税法改正の案内が来るようになった。
今年もまた法人税法改正の説明会の案内が届いたので、余り関連はないけどな、と思いつつ、税務署近くの市民会館に出かけてきた。昨年は企業業種別に行われたが、今年は大ホールを使った一括説明会になっていた。
演壇の上に、昨年と同じ法人税課の指導官が立ち、何とも理解しにくい専門用語、税法用語＝経理用語を多用しながら話を進めるので、聞いているだけでも苦痛だ。まして、今年の改正内容は地方都市の中小企業にはほとんど適用がないような項目ばかりであり、一層、関心が薄れてしまう。
税務署の立場としては、この説明会を行わなければならないのだろうが、参加する側の立場を考慮して、主な改正内容＝説明内容の予告くらいは出来ないのだろうか。
途中退席者が続く会場を見渡しながら、法改正の徹底と関係企業・住民サービスのあり方の接点を考えてのもっと上手なやり方がないのだろうかと、昨年以上に思ってしまった。