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ディスカッションは、楽しくもあり厳しくもあり
This is my site Written by iwasaki on 2010/11/09 – 07:36

東京で開催しているHRD(人材開発)研究会がいよいよ研究テーマを決めて活動する段階に入ってきたので、開催日を平日の夜から土曜日に変えての初めての会合に出席してきた。
今回は研究テーマの絞り込みを議題にあげて、各人がA41枚のテーマ構想メモを持参してきたので、最初から熱の入ったディスカッションが開始された。
グローバルキャリアを持った語学研修会社の幹部は、外国人と渡り合えるコミュニケーションスキルを身に付けたグローバル人材の育成が急務だと滔々と熱弁をふるい、大手IT会社の研修部長は、企業に働く個人の活力こそが日本全体の活力の源になっていると力説する。
一方、ハローワークの職業指導官は、就業構造の変化の中で就業環境が内発(興味関心)から外発(現実適応)に変化していることを憂いながら、求職者の就業と定着のためには内発的な動機づけが必要だと、人間の本性の理解を求めてくる。
そんなビジネスパーソン達とのディスカッションに相当押されそうになってきた。やはり職場第一線を背負っている現場感覚や最新情報の学びが不足し始めているのかもしれない。その結果、分からないことを細かく確認したり、自論をいつも以上に力説しすぎたとの反省がある。
若くアグレッシブなメンバー達とのディスカッションは楽しい。しかし、少しでも学びを怠れば、経験のみを語りディスカションに参加できない「老人の跋扈」になってしまいそうだ。重々気をつけよう。

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