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キャリアコンサルティングとは何か
This is my site Written by iwasaki on 2010/11/14 – 11:18

神戸大学の構内ホールで開催されたCDA(キャリアコンサルタント)の関西エリア地区支部会に参加してきた。新任女性支部長がこの大学のキャリアセンターに勤務している関係から、この会場が借りられ、特集も「大学生のキャリア支援とは」となっている。
基調講演としてセンター長から神戸大学のキャリア支援の概略の紹介があった。
特長は学内にあるキャリア関連団体、全学対象のセンターと各学部の支援組織、大学生協、学生の支援組織がネットワークを組んで連携協力している。
活動内容の特長は「社会で活躍する人材の育成」をめざして、1年生から大学での幅広い学び方を意識付けする本格的なキャリアデザイン講座を実施しており、その内容として、関西の有力校ならではの「偏差値信仰の破壊」や「受講マナーの厳格化」~単位授業では途中入退室の禁止、私語の禁止、携帯の禁止など社会人としてのマナーの励行~を行っているのは納得できるものだ。
基調講演に続いて、4年生の就活体験とその支援内容の報告にかなりの時間を費やし、「キャリアコンサルタントが抱えている課題」のグループディスカッションが途中時間切れになるなど、大学生のキャリア支援に偏したプログラムになってしまったのは、企業や人材ビジネス関係者には不満足感が残った。
終了後の懇親会の席での話題を追ってみると、キャリアコンサルティングの対象領域が就活等のごく一時期ではなく、小中学校から還暦定年後の生き方までの広がりがあり、ビジネスになるかどうかは別にして、これら全体を視野に入れた問題提起と役割支援が必要だと思う。

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