北海道からの帰り、早めに千歳空港に着いたので、時間待ち方々空港内レストランでゆっくり食事をすることにした。
グルメフロアーを歩き回って手頃な和食レストランに入り、生ビールと刺身定食を注文したが、この定食が酷い。少し遅めの昼食時間も影響したのか、刺身は半乾き・ごはんも表面がパサパサ、作り置きして数時間たったものだ。
半分嫌味も兼ねて本を読み読み１時間以上居座ってやったが、かの千歳空港、北海道旅行の玄関口のこの体たらくには、腹立たしさと共に、このままでは観光客が減っていくぞ、という危機感さえ覚えてしまった。
２日遅れて妻が千歳空港内で空弁のカニちらしを買ってきた。空弁（そらべん）は機内での食事用やお土産としても人気が出てきており、味もそこそこのものだと言われている。
今回の旅行について語り合いながらこの空弁を夕食として味わったが、評判通りの味である。駅弁では土地土地の味に工夫を凝らして名物駅弁が続々誕生してきているが、空弁もこれから創意工夫されて、味も更に向上していくだろう。
そうなってくると空港内で高い場所代が料金に上乗せされたレストランは脅威にさらされること請け合いだ。待っていて客が来て、不満足な内容を高価に売りつけていたら、必ずその付けが来ることに早く気づいて、即刻の改善を望みたい。