Banner
人事マン達の定年後生活
This is my site Written by iwasaki on 2010/12/02 – 09:26

久しぶりに人事のOB会に参加してきた。定年退職後に1度だけ参加したが、以降はまだまだ現役と言う思いから欠席を続けてきた。今回は面白そうな記念講演があり忘年会を兼ねるとのことで、会員へのご挨拶方々の出席である。
定年退職直後の若手(?)から80歳をとうに過ぎた大ベテランまで、100名近い元人事マンが集まると独特の雰囲気がある。現役時代は笑顔の奥に厳しい目を光らせていた面影を今に残していて、背筋を伸ばそうとしている姿がある。
しかし、寄る年波には勝てない。頭が薄くなったり真っ白に、笑顔は好々爺、何よりも変わってしまったのは世の中に役立とうと必死に背伸びする現役感が感じられないことだ。
まだぎらぎらした顔の現役続行組をはずして、現在の活躍状況を聞いてみた。
AED普及活動に取り組む人、海外まで植樹活動で走り回る人、自治会のまとめ役として独居老人問題に取り組む人などのボランティア活動組、ゴルフやマージャン、写真や能などの趣味楽しみ三昧組、大学教授を中心にした翻訳活動で出版にこぎつけた人や安岡正篤研究会で東洋思想を深める人まで、こんな人がこんな活動をしているのかと改めて顔をのぞきこんでしまったほどだ。
活動の多彩さに驚かされつつ、就業意識について聞いてみた。70歳以降のメンバーには「もういいよ」という卒業意識が強い。しかし、60代の半ばまでの人には「働きたくてもその場がない」とのある種の諦めが感じられる。
「会社はどうですか、うまくいっていますか」と何度も質問されながら、自らの働く場所と働き方、働く期間を決められる自分の選択に間違いなかったと確信を強めて、ルンルン気分で家路に着いた。

Posted in  

Leave a Reply