年賀状には思い入れがあって、昔から力を入れて作ってきた。
結婚して子供ができた頃は毎年その成長を親兄弟や親戚、親しい友人達に知らせたいとの思いから、家族全員の写真を撮って賀状にし、子供たちが大きくなって、一緒に写真を撮るのを嫌がるようになってからは、１年間を振り返って思い出になる出来事を拾い集め、そこに新たな年の決意を加えるという、近況と心境を伝える賀状に変えてきた。
新年を迎えて、夢実現に一歩踏み出す勢いをつけたいその時に、単なる儀礼的な内容ではお出ししても受け取っても喜びはない。やはり、どんなに小さくても明るさと夢を伝え合う年賀状にしたい。
今年は猛暑や不景気に政治的な混乱が加わって暗いニュースの多い１年だったので、どんな文章になるかと心配したが、どうにか勢いのある内容に仕上がったと思う。
妻が干支のウサギのイラストを加えて仕上げてくれたので、後は宛名を印刷するだけで完成だ。毎年の恒例だが、少しでも心が伝わってくれることを願いながら、最後の追い込みに入りたい。