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上司のあるべき姿を問う
This is my site Written by iwasaki on 2010/12/23 – 10:58

長期研修の受講生とその上司の3名で、ゆっくり食事をいただきつつ人材育成について語り合う機会があった。
受講生の二人は研修の目的を達成できたと自他共に評価されており、自らの努力のしかたと変身後の日常行動について語る姿には自信と風格さえ感じられ、人の成長には限りがないことを目の当たりにした思いである。
二人の話を聞きつつ、上司の力量にも話が及んできた。
最近は部下の課題を的確な言葉で表現できない上司が増えてきており、その結果、意識行動改革をめざす本人と指導上司、そこに外部講師が加わる人材育成のトライアングルがスムースに機能しないことが多くなってきている。
ところがこの上司は、部下一人ひとりについてよく観察していて、かつ、長所短所と育成ニーズを分かりやすい言葉で説明してくれるので、それを聞いた部下が納得したかどうかがすぐに分かる。その上で、それらを自分なりに検証して研修のスタートラインに立てるのだから、解決方向に狂いがなく、スピードも速くなる。
学校教育での三者面談では教師の力量が問われるが、企業研修での三者面談では、自立自助時代とはいえ、上司の部下育成力がその成果に大きな影響を与えることを考慮して、上司の指導力強化を並行して行う必要性を強く感じてきている。

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