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駅伝は日本人向きのスポーツ
This is my site Written by iwasaki on 2010/12/27 – 10:37

宮崎に生まれ、小さい時から九州一周駅伝を楽しみにしてきたせいで、今でもマラソンや駅伝は好きなスポーツのひとつだ。12月も押し詰まったこの時期に行われる全国高校駅伝はいつも大掃除をしながらのテレビ観戦になるが、今年はゆっくりコタツに入って楽しむことができた。
関西勢では須磨学園のアベック優勝、上野工業の上位入賞への期待が高まっていたが、結果は男子が鹿児島実業の初優勝、女子は岡山興譲館が昨年の転倒アクシデントを乗り越えての5年ぶりの優勝であった。
各選手がたすきをつないで競う駅伝は正に日本人向きのスポーツだと思っている。全員がそろって好タイムを出さなければ、上位入賞ましてや優勝は絶対に勝ち得られない。一人の不調で下位に沈んでいく期待のチームでは、終わってからブレーキマンは居ても立ってもおれないのではないか。
しかし、皆に迷惑をかけてはいけないから頑張るのでは恐怖観念からのプッシュ要素であり、皆でたすきをつなぎ合って優勝を目指そうという協同意識こそ更なる意欲喚起になるのではないかと思う。
好成績期待の上野工業の1区では、スタート直前に足の痛みを訴えた選手を、ここまで頑張ってきたのだからと敢えて出場させて大ブレーキになった。これはチームワークを大事にする駅伝だから出来ることであり、外部からこの判断の是非を論じるべきではない。
優秀な外国人留学生で好成績を図る高校をよそ眼に、日本人だけで優勝を勝ち取った鹿実や興譲館を称えるのはグローバル競争に反するかもしれないが、各県対抗それも高校レベルでは、チームワークづくりを得意にしている日本人だけで戦ってほしいと思っているのは私一人ではないと確信している。

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