２年余り通ったフィットネス倶楽部「コナミスポーツ」を替えることを決めて、退会手続きに出かけた。フロントスタッフから「ご転勤ですか？」と聞かれたので、退会理由を２つだけ説明した。
１つはトレーニングマシンフロアーに持ち物の置き棚がないこと、もうひとつはプールで一番混んでいるウォーキングレーンを増やしてくれないこと、この両方とも何度かフロアースタッフにお願いしたが、「上に言っても駄目なんです」と客の声を積極的に聞こうとしない姿勢に嫌気が増してきたからだ。
改めて、２年前まで通っていた駅前の倶楽部「ティップネス」に入会手続きに行って驚いたことがある。骨折して一時通えなくなったので休会させて欲しいとお願いしたら、休会の制度がないとあっさり言われて退会したのに、休会制度がスタートしていたことだ。
フィットネス倶楽部に通い始めて２０年以上、その間３回倶楽部を替えてきたが、そのどれも、利用上の不都合を提案してもスタッフ達が真剣にその声を聞こうとしない姿勢に嫌気がさしての変更だった。
最近の倶楽部は高齢者の増加で体の良い社交場化しており、長居し過ぎる老人への対策のためか、フロアーやふろ上がりの休憩スペースを減らしてきている。本来、トレーニングに通う場ならば一時休憩の場所は必須であるべきなのだが、スタッフ達にはその思いが伝わらない。
倶楽部間の利用客獲得競争が激化している中で、利用客の声を的確に拾ってくれる倶楽部だけが生き残っていくだろう。２年ぶりに舞い戻った倶楽部の運営はどう変わっているだろうか、期待しつつ通ってみよう。