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東国原知事の退任を惜しむ
This is my site Written by iwasaki on 2011/01/21 – 10:39

宮崎のセールスマンを自任していた東国原知事が昨日、退任した。1期4年間と言う短い任期だったが、鳥インフルエンザから口蹄疫まで、就任時には予想だにしなかった県難に遭遇して、総責任者として逃げることなく正面から戦ってきた姿を思い出しながら、宮崎出身者として、「お疲れさまでした」の声をかけたいと思う。
知事選のスタート時は宮崎の親戚や友人達全てが「お笑いタレントのそのまんま東が知事に当選するわけがない」と冷ややかな声に満ち溢れていたが、選挙戦後半には「話を聞いてみると本物のようだ」の声が広がった。
就任直後の鳥インフルエンザ問題で、その対策を進めつつ、宮崎地鶏を自ら口にしてPRに励む姿が好感を持たれてからは、完熟マンゴーや宮崎牛、冷汁からトマトまで、宮崎物産展の先頭に立って売り込み、テレビに出演しても「宮崎をどげんかせにゃいかん」を合言葉に、宮崎宮崎を連発して、九州の片田舎県の知名度を一気に高めていった。
そのような「歩く宮崎県」である東国原氏の知事としての功績は、県庁試算で1,500億円にもなると言うPR効果で知名度がアップし、旅行者の増加や県産品の販売高増加につながってきたが、県の行政や農業・産業の改革は道半ばのままである。
地方行政の限界を感じ、中央政界への進出をもくろんでの退任だと報道されているが、彼のこれからの活躍を見つつ、その意図を評価して行きたいと思う。
東国原知事の早期退任は惜しい! これは宮崎県民のみならず宮崎出身者の思いである。

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