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カラスや野良猫の被害は人災か
This is my site Written by iwasaki on 2011/01/25 – 11:13

寝屋川市のゴミ収集ルールでは普通ゴミ(含む、生ゴミ)を出す日にはネットをかけるように指導しているが、駅までの道々でネットがけが雑になっていてカラスがゴミを道いっぱいに広げている光景を見ることがある。
今朝のニュースを見ていたら、箕面市の住宅街ではカラスが多数集まる被害があり、その対策に苦慮しているとのことだ。数年前から数百羽のカラスが集まりだし、その原因を探していたらカラスにえさをやっているらしい老姉妹が見つかった。
えさをやっていることを否定する姉妹を説得しつつ、1年かけてカラスを追い払う活動を続けてきて、ようやく数十羽にまで減らし、姉妹のえさやりも自粛させることができるようになったとのことだ。
我が家の近所では野良猫が増えてきて、追い払うのに苦慮してきたが、最近になって近くの老女がえさをやっていることに気づいた。しかし介護状態に近い老女の唯一の楽しみになっているらしいえさやりを注意するのが忍びなく、しばらくは猫よけ剤やスプレーで追いかけっこをせざるを得ないかと諦めかけている。
カラスや野良猫(人の責任で捨てられて野生化した猫)の被害、またクマやいのししが住宅地に出没するニュースをみていると、野生動物と人間生活の境界地域を我々が適切に維持管理していないために起きているように思われる。
野生動物にえさをやらない、えさになる物を外に置かない、野生動物の生活圏と我々の生活圏の間に、里山などの緩衝地域を維持する。先人達が行ってきたこれらの生活の知恵を守って、野生動物(野良猫をどうするかはあるが)との共存を維持していかなければならないと思う。

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