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星野監督による楽天強化はなるのか
This is my site Written by iwasaki on 2011/02/19 – 16:55

18年間も優勝から見放され、何度も最下位にも甘んじていたダメ虎を短期間に2度も優勝に導いてくれた星野監督はタイガースファンにはかけがえのない人物だが、ワールドベースボール敗退後に現役監督を辞めて解説者に転じてからは再度の復帰はないものと思ってきた。
その彼が楽天の三木谷社長の要請を受け入れて楽天イーグルスの監督に就任して以来、楽天が強いチームになれるかどうかとのニュースが喧しい。キャンプレポートに何度も登場し、今日はついに朝日新聞の日曜版のトップを飾った。
若い選手に鉄拳を振るう熱血指導ぶりは中日監督時代から鳴り響いてきており、理論家主流の現在の監督の中では異色の存在だ。このようなリーダーには名参謀がいて初めて力を発揮できるものであり、ドラゴンズ時代・タイガース時代の優勝の陰には島野育夫ヘッドコーチの存在が大きく、WBCでの田淵コーチはそのタイプではない。
また、ぬるま湯にどっぷり浸かったベテラン選手の大量入れ替えやFA選手や大リーグ帰りの大型補強は、チーム内の雰囲気を一変し、若手にも活躍のチャンスを与える組織の活性化策であり、彼の実力と人気があって実行できる面も大きいのではないか。
21世紀のリーダーはいかなるリーダーシップが適当か、率先垂範熱血型、理論データ重視型、人心把握融合型、ビジネス世界とは違う要素も多いと思うが、今年のペナントレースを監督のリーダーシップ・スタイルから観察しても面白いと思う。

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