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大災害に立ち向かう心
This is my site Written by iwasaki on 2011/03/22 – 11:57

大震災の被災地では、家族を失い、家を失い、町を失った被災者の皆さんが、茫然自失の中から新たな活動を開始されたと報道されている。
健気というには余りにも失礼な表現だが、これまで営々と築いてきたもののほとんど全てを失ったであろう失意のどん底から、一歩踏み出すことがどれだけ大変なことだろうか。
救援活動や道路の復旧に全力を尽くす自衛隊や警察・消防の方々、避難所へ支援物資を運ぶ人たち、自らが被災者にもかかわらず被災者医療に明け暮れる医師や看護師たち、原発事故回復に応募して駆けつけた電力会社社員たち、それぞれが役割を遂行していると言うよりも使命感で活動している姿そのものだ。
日本赤十字の報告では義援金が1週間で200億円以上、阪神大震災の倍のペースで集まっているとのこと。募金件数は同じだそうだから、支援したい心が倍加して金額が大幅に増えているのだろう。
それらを報道するテレビ局でも、自らの立ち居振る舞いを正しつつ、昼夜を分かたぬ取材活動にはマスコミらしい横暴さは見当たらない。ただ1件、NHKの夜9時からのニュース番組の女性アナだけがネックレスをして飾っているのが気になったが、大阪放送局にその旨を伝えたら、翌日から全ての女性アナがネックレスやおしゃれを控えてくれた。是非このような対応を続けて欲しい。
未曾有の大災害に、被害の当事者のみならず日本全国が心を一つにして立ち向かい始めた。その復興の戦列に遅れることなく、自分の持ち場でアイデアを凝らして全力を尽くしたい。

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