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絶対にゆるまないネジ
This is my site Written by iwasaki on 2011/07/08 – 18:07

いつだったかテレビのカンブリア宮殿で紹介されている中小企業を観て、東大阪に凄い会社があるのだなあと感心したことがあったが、先日、行きつけの本屋に「絶対にゆるまないネジ」と題した本を見つけて、早速買ってきた。
ハードロック工業という従業員50名足らずのこの会社は、ぜったいゆるまないネジ(実はナットのことだが)を開発し、それを絶対にゆるんではならない構造物(橋や送電線、新幹線など)に売り込むと共に、ゆるまないことを学術的に解明してもらい、この商品で世界ナンバーワンの地位を獲得している。
オンリーワン商品の開発には、好奇心を持ち、見て触れて感じるマインドと行動をベースとして、世の中の商品はすべて未完成(60~70%)であり、その未完成商品を組み合わせ技術で改善改良していくという、極めてオーソドックスな開発スタイルである。
更に、そのオンリーワン商品をロングセラー商品に育てるためには、必需品化することが大切であり、そのためには成功したそのテーマを徹底的に掘り下げて他社がまねできないレベルを常に確保し続けることが必要であると、これも極めてオーソドックスな手法であり、日本のモノづくり企業、特に中小企業がモデルとして学べる企業である。
この2つのオーソドックスな手法はメーカーのみならず、我々人事のコンサル屋にもそのまま当てはめることができると直観できた。
人を意識付け、新たな成長の舞台へと導くには、ベースとなる知識スキルと多種多様な人事キャリアの上に、人間理解の視点とツールを駆使して課題を共同発掘し、向かい合う人たちへのカウンセリング現場対応力=コーチングとティーチング=別名、かましと刷り込み、をトコトン磨きあげれば、他からは絶対にまねできない人材育成コンサル手法が開発できそうだ。
これは親友の経営コンサルタントからも同じようなアドバイスをもらっており、少し時間をかけて、徹底的に分析し、意識行動改革メソッドとして是非とも完成させたいと思っている。

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