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節電本番を迎えて本音ポロリ
This is my site Written by iwasaki on 2011/07/23 – 17:56

関西でも7月から節電本番を迎えて、連日、節電目標と家庭への節電要請、その実施状況が報道されている。
交通機関の節電実施は肌で感じられる。JRでは最初は暑いなと思うほどに室内温度を上げており、私鉄では会社によってばらつきはあるが、乗って肌寒さを感じる列車はなくなってきた。また駅構内の照明削減やホームの待合室のエアコン中止など各社の工夫が見え始めている。
一方、仕事でお伺いする企業では事務所や会議室の温度を28度に設定しており、暑い職場の出現に合わせて、スーパークールビズを上司から率先して着用するなど、生産現場の節電に歩を一にしている。
一般家庭での節電対策はどうだろうか。
会社勤め時代、休日に家にいることが相当苦痛だったことを思い出す。平日出勤しているとエアコンの効いた事務所で快適に仕事に取り組めるが、我が家では昼間はエアコンを入れず、妻を先頭に我慢の生活をしていたからだ。現在でも、もちろん変わりはない。
近所の高齢者宅では暑い昼間でもエアコンをつけていない家が多い。これは単に我慢しているだけでなく、電気代を節約していることも多いのだろう。
これらを考えると家庭での節電効果はそれほど上がらないのではないか。
官邸や政治家達がネクタイをはずしただけで上着をはおったクールビズもどき=28度の設定温度のオフィスでは暑くて汗だくになる格好、や、ニュース番組のアナウンサーが背広ネクタイで節電報道をする姿は見るに堪えない。
先ずは官邸や国会、スタジオを28度に設定して、その中にふさわしい服装で颯爽と行動する姿を国民に見せてこそ、節電要請や節電報道が理解され、更なる暑さ対策と暑さ我慢が我がこととして実践されるのではないか、と思う昨今である。

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