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本番と準備の2度の楽しみ
This is my site Written by iwasaki on 2011/08/05 – 09:08

明日からの3泊4日の北アルプス遠征登山を前にして、今週は仕事を終えてから、ゆっくり準備をする時間を持てた。いつもは、リーダー担当時はコース検討に念には念を入れるが、メンバー時には届いた登山計画書に沿ってコースをなぞる程度で、あわただしく装備を準備して当日を迎えていた。
今回はリーダーとしての責任があるので、地図に沿ってコースガイドを読み込み、インターネットで他の登山グループの登山記録を集めて、歩行時間の対比表まで作って最終の詳細登山計画書に仕上げた。
その過程で、4日間の登山経路の場面場面について、9年前の記憶が鮮明に蘇ってきた。
大糸線白馬駅からゴンドラ・リフトを使い、八方尾根途中からの最初の登りの高揚感、2日目は唐松岳頂上山荘からの最初の厳しい下りに身を引き締め、五竜山荘から見晴かす五竜岳の圧倒的な岩の塊に感激の声を上げ、五竜頂上からキレット小屋への、岩にしがみつき鎖や梯子に手に汗する緊張感、3日目の出発すぐから急激に下り、鹿島槍ヶ岳(2889M)まで登り返す八峰キレットの再びの緊張感、爺ヶ岳から歩いてきた縦走路を振り返る満足感。
コースイメージを作り上げてからの装備の準備には迷いがない。広い部屋にザックとストックを始めとして、全ての準備物を濡れないようにビニールの袋に入れて広げて、一度だけ簡単にザックに詰め込んでみて総量と重量が適量であることを確認して、準備は完了した。
安全第一の登山方針に則って、この北アルプス屈指の縦走路を味わいたい。明日からの好天を祈ろう。

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