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経営(者)が変われば社員が変わる
This is my site Written by iwasaki on 2011/09/03 – 09:02

京阪沿線に住まいする者として香里園駅のバスプールを独占している京阪タクシーの運転手の横暴さは目に余るものがあった。我が家までの1区間で乗ると、ムスッとして口も利かず猛スピードでぶっ飛ばすことが度々あり、妻はそれが嫌でどうしてもタクシーに乗る必要性がある時はひと駅手前の寝屋川市駅から乗るほどであった。
そんな電鉄系列のタクシー会社が経営難から全国大手の第一タクシーに身売りしたので、少しはマナーが良くなったかと試しに乗ってみたら受け答えがまともである。「1区間・2区間がほとんどですから、このお客さんを大事にしています」
再度乗ってみても同じ対応なので、これは相当変わってきたなと思い、妻と一緒の外出の帰りに乗ってから、我が家ではその変化を評価することとなった。
乗る際には必ず「マナーが良くなりましたね。以前の京阪タクシーのマナーは悪過ぎて、絶対乗らなかったんですよ」と話しかけ、その答えを確認してきている。しかし、中には京阪タクシー時代からの運転手がいて、ブスッとする反応があるので、妻からは「それは言わない方がいいですよ」とくぎを刺されているが、これだけはしばらくは続けていきたいと思っている。
運転手の相当数は替わっていないと思うが、経営者が替わり経営の考え方が変わるとこんなに社員が変わるものだと目の当たりにする光景である。よく問題が発生すると現場の担当者に責任を転嫁する経営者を目にするが、会社の問題行動のほとんどは経営者の責任であり、問題発生は経営者の無能と不作為の表れである。
「今度の経営者はケチで厳しいですよ。掃除のおばちゃんまで辞めさせましたから」、かの会社のタクシー運転手はまだこんな不満を言っている。経営不振の会社なら、タクシー待ちスペースの掃除くらい客待ち時間に自分達が掃除するのが当たり前だと、いつ言いだすだろうか。

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