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若手抜擢と適材適所
This is my site Written by iwasaki on 2011/09/28 – 10:09

登山倶楽部の9月例会は高槻のハイキングコース、ポンポン山~善峯寺、いつもは神峰山寺から登るが、今回は担当リーダーのアイデアで北側の出灰(いずりは)からのアプローチとなった。
同時に、トップに若手グループの一人、入会1年目の大企業人事マンを指名したので、メンバー一同どんなリードをしてくれるか興味津津で後に続いた。
このコースは距離が短い分、やや急な登りであり、最初から息が切れるのが普通だが、今回のトップは急がす遅くならず、後続の気配を背中で感じつつ、適度なペースをきざみ、全員が会話できる状態で山頂まで引っ張り上げてくれた。
ベテラン達から「いいペースだね。トップ向きだ」の称賛の声が飛び交って、本人も満更でない顔つきで山上一献会の会話もリードし、続く下りも適ペースを維持し続けたのである。
一見おとなしそうな彼の内面に帝国海軍軍人の父親から引き継いだ強固な意志とリーダーシップがあることは前々から気づいていたが、登山の隊列でそれがいかんなく発揮されるとはこの日まで気づかないでいた。
平均年齢60歳くらいの高齢化が進む集団では、老害に陥らないように、若手を積極的に抜擢しなければならないことは、よくよく知っているつもりだったが、担当リーダーの実践でそれを実感できた一日となった。
併せて、誠実で着実、チームワークを大切にする彼の人柄がトップに適性あることを見抜いたこともまた担当リーダーの炯眼であった。

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