Banner
銀行の自己防衛体質は変わっていない
This is my site Written by iwasaki on 2011/10/13 – 06:42

田舎の母親を自宅の近場にある老人ホームに入れようと、施設探しを行って、歩いて5分のところに絶好のホームが見つかった。早速、契約や入居の手続きについて説明を受けたが、その事前準備事項の中に毎月の費用を引き落とす本人名義の銀行口座の指定が含まれていた。「振り込め詐欺の関係で本人不在での口座開設は難航するな」と直観した。
田舎では地方銀行とゆうちょを使っているので、長年使っている三井住友銀行にいつもの担当者を訪ねて、遠隔地で介護状態の母親に代わって口座開設ができないかの相談を行った。
エリア担当者は「本人が直接来なければ銀行口座の開設はできません」の一点張りなので、その業務の責任者とお会いしたいと申し込むと出てきたのが女性のサービス課長、口座開設などの顧客との窓口責任者である。
母親が宮崎に一人でいること、介護状態で気軽な行き来ができないこと、老人ホームの契約のために1~2週間以内に母親名義の口座を開設しなければならないこと等を懇切丁寧に説明して、本人が来店しなくても何らかの便法で口座開設できないかと頭を下げた。
と、この女性課長がしゃあしゃあと言い放った。「本人を直接確認しなければできません」「それなら実家が宮崎市内にありますので、お宅の宮崎支店の方にご足労いただけませんか?」「調べてみたら宮崎県には支店はありません」、都市銀行と称しながら宮崎県には支店がないとは、効率第一主義の銀行らしい。
続けて、「本当の親かどうか分からないのに口座開設はできません。法律で規制されていますから。自筆の申込書に親子関係を証明するもの=戸籍謄本も準備してください」、40年以上も取引している客を前にして何という言い草か!
ここまでくれば堪忍袋の緒が切れた。「もう結構です。他の銀行かゆうちょにしますよ」と嫌な顔をしながら言うと、「先ずゆうちょで対応されて、お母様が大阪に来られたらご一緒にお越しいただき、口座開設してゆうちょからお振り替えされたらいかがでしょうか」と厚顔無比なことを言う。
言うも言うたりだ。「これから徐々にお宅からお金を他の銀行に移しますよ」と啖呵を切って席を立った。
三井住友銀行は以前から、大きなお金を振り込むとすぐに電話をしてきて定期や投資案件を売り込むが、ローンなどの融資問題になると慇懃無礼な対応をする銀行とのイメージを持ち続けてきたが、現在も全く変わっていない。こんな銀行が経営難に陥った時に公的資金を投入する必要性があるのか。彼らは利用者の便宜など一切考えずに自行の利益だけを追求する金の亡者である。
こんな現場の実情と行員の言動を頭取に投書してやろうかな。

Posted in  

Leave a Reply