Banner
タイの水害の影響が我が社にまで及んできた
This is my site Written by iwasaki on 2011/10/29 – 04:38

タイの水害の惨状が連日ニュースで報道されている。何十年に一度の災害だと言われているが、最近の台風や風水害・地震などの発生では何十年に一度から千年に一度まで、あくまでも想定を超えた例外的な発生だと取り扱われてきている。しかし、もうそろそろ想定外ではなくて、地球そのものが激甚災害を引き起こす温暖期に入ったと認識すべきではないかと思ってしまう。
そんな中でタイの工業地帯の水没で自動車関連を中心に部品生産が止まってしまい、タイ国内のみならずアジア一円、日本にまで生産調整から生産ストップが徐々に広がってきている。
お付き合いしている会社でもタイからの部品入庫が滞り始め、マネージャー総出で対応に奔走されておられるとか。工場の全マネージャー対象の研修を「欠席者ゼロを条件」に進めようとした矢先だけに、出鼻をくじかれた思いであるが、危機対応だけにやむを得ない。
しかしながら、効率化のために生産地や生産メーカーを集中・集約することはこのような地殻・気象条件の下では危険ではないだろうか。改めて、カントリーリスクのみならずリスク分散の観点からも企業の戦略隊列を全方位型に見直していく時期に来たのかもしれない。世界3極体制という言葉を思い出している。

Posted in  

Leave a Reply