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楽器演奏は弾き手聞き手両方の心が見える
This is my site Written by iwasaki on 2011/11/14 – 10:25

友人のTさんが所属する「桃陰管打合奏倶楽部」の定期演奏会に招待されて、岸里にある大阪フィルハーモニー会館に夫婦で出かけてきた。
この倶楽部は大阪府立高校の吹奏楽部OBが1996年に結成し、以降、今回まで12回の演奏会を開催してきている。40名くらいのメンバーの中には、一時欠員だったトロンボーンの優秀なOBが2名も加わっている。

特に今年は例年以上にまとまっており、演奏者の顔にも充実感がみなぎっている。楽器好きが練習に練習を重ねて毎年演奏会に臨むのだから、年を追うごとに腕が上がるのは当然だろうが、結成後15年を迎えて、メンバー達の思い入れが更に強まった結果ではないだろうか。

一方、聞き手の我が夫婦も、お互いに仕事が充実し、プライベートの課題山積みも力を合わせて着実に乗り切ってきている昨今なので、その心の充実感と落ち着きが演奏を楽しむ余裕になっているのだろう。

そんな盛り上がりの中で、ただ一人、Tさんだけが持ち前の笑顔がない。「サンチェスの子供達」でフリューゲルホルン(トランペットより、太く、豊かでやや暗い甘味な音色を出す)のソロを吹いたが、いつものハリが見えなくて、「心に悩みあり」と感じていたら、同じく心読みの妻も同様の感想を述べた。

「楽器演奏は弾き手聞き手両方の心が見える」、少し心配になったので、一度Tさんに直接、状況を確認してみたいと思う。

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